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電気工事士二種の筆記試験とビニル絶縁電線とコードの許容電流
電気工事士二種の筆記試験ではつぎのビニル絶縁電線の許容電流を覚える必要があります。
No. | 単線 | より線 | ||
---|---|---|---|---|
直径(mm) | 許容電流(A) | 断面積表示(sq) | 許容電流(A) | |
1 | 1.6 | 27 | 2 | 27 |
2 | 2.0 | 35 | 3.5 | 37 |
3 | 2.6 | 48 | 5.5 | 49 |
4 | 3.2 | 62 | 8 | 61 |
また、つぎのコードの許容電流も覚えないとなりません。
No. | 断面積表示(sq) | 許容電流(A) |
---|---|---|
1 | 0.75 | 7 |
2 | 1.25 | 12 |
3 | 2.0 | 17 |
数字をそのまま覚えようとしましたが、すぐに忘れてしまいます。
そこで、数字イメージ変換法という記憶術を用いたところ、少ない時間で覚えることができました。
実際にどのように覚えたかを紹介します。
数字イメージ変換法
数字イメージ変換法には、「語呂合わせを用いる方法」と「数字の数と変換するひらがなの数を一致させる方法」があります。
私は「数字の数と変換するひらがなの数を一致させる方法」を用いました。
数字イメージ変換法のやり方はつぎのリンク先で紹介しています。
ビニル絶縁電線の許容電流の覚え方
単線1.6とより線2
つぎのように数字をイメージに変換しました。
- 1.6 → 「16」とみなして、「海老」
- 27 → 「紙」
- 2 → 「木」
- 27 → 「紙」
”海老を「紙」で包むために、「木」から「紙」を作った。”
と覚えます。
単線2.0とより線3.5
つぎのように数字をイメージに変換しました。
- 2.0 → 「20」とみなして、「川」
- 35 → 「砂」
- 3.5 → 「35」とみなして、「砂」
- 37 → 「蝉」
”「川」に「砂」があり、「砂」の上に「蝉」がいる。”
と覚えます。
単線2.6とより線5.5
つぎのように数字をイメージに変換しました。
- 2.6 → 「26」とみなして、「株」
- 48 → 「梅雨」
- 5.5 → 「55」とみなして、「布」
- 49 → 「塵」
”「株」価が「梅雨」に上がった。(「梅雨」のため、)「布」が乾かず、「塵」が積もった。”
と覚えます。
単線3.2とより線8
つぎのように数字をイメージに変換しました。
- 3.2 → 「32」とみなして、「坂」
- 62 → 「箱」
- 8 → 「矢」
- 61 → 「笛」
”「坂」の上に「箱」がある。(「箱」を)「矢」で射ったら、「笛」がなった。”
と覚えます。
コードの許容電流の覚え方
0.75
つぎのように数字をイメージに変換しました。
- 0.75 → 「0」と「75」とみなして、「輪」と「胸」
- 7 → 「目」
”指で「輪」を作り、「胸」に「目」をやった。”
と覚えます。
1.25
つぎのように数字をイメージに変換しました。
- 1.25 → 「1」と「25」とみなして、「胃」と「蟹」
- 12 → 「池」
”「胃」に「蟹」を入れて、さらに食べるものないかと「池」を見た。”
と覚えます。
2.0
つぎのように数字をイメージに変換しました。
- 2.0 → 「2」と「0」とみなして、「木」と「輪」
- 17 → 「馬」
”「木」の「輪」の上を、「馬」が歩く。”
と覚えます。
電線ケーブル類のサイズ表示
一般に電線サイズ(太さ)を表すときは単線では直径(mm)で表されます。
撚り線では断面積(平方ミリメートル)で表されます。
平方ミリメートルは英語のsquare meterの頭文字をとったsqといわれることが多いです。
上記のように、単線と撚り線には許容電流からみて同等扱いされている組み合わせがあります。
しかし、単線の直径から計算で求めた断面積と撚り線の断面積とは必ずしも一致していないです。
そのため、許容電流にも少し違いがありますが、一般には同等扱いされています。
単線 | 断面積表示(sq) | |
---|---|---|
直径(mm) | 実断面積(sq) | |
1.0 | 0.785 | 0.75 |
1.2 | 1.13 | 1.25 |
1.6 | 2.01 | 2 |
2.0 | 3.14 | 3.5 |
2.6 | 5.31 | 5.5 |
3.2 | 8.04 | 7 |