第二種電気工事士

第二種電気工事士 施工場所と工事の種類の覚え方

電気工事士二種の筆記試験と施工場所と工事の種類

屋内配線は、施工場所によって配線工事を選ばなければいけません。
施工場所は、まずは、”露出場所と点検できる場所”と”点検できない隠ぺい場所”に分類します。
それぞれの場所で、”乾燥した場所”と”湿気、水気のある場所”に分類します。

施工場所と施工できる工事の種類をまとめると次の表のようになります。
電気工事士二種の筆記試験ではこの施工場所と工事の種類を覚える必要があります。

工事の種類 露出場所と点検できる隠ぺい場所 点検できない隠ぺい場所
乾燥した場所 湿気、水気のある場所 乾燥した場所 湿気、水気のある場所
ケーブル工事
金属管工事
合成樹脂管工事(CD管除く)
2種金属可とう電線管工事
がいし引き工事
金属ダクト工事
1種金属可とう電線管工事 〇(※1)
金属線ぴ工事/ライティングダクト工事 〇(※2)

(※1)300V超では電動機に接続する部分で可とう性を必要とする配線部分に限る
(※2)300V以下に限る

ケーブル工事、金属管工事、合成樹脂管工事(CD管除く)、2種金属可とう電線管工事は全ての場所で施工できます。

がいし引き工事は”露出場所と点検できる隠ぺい場所”の”乾燥した場所”と”湿気、水気のある場所”で施工できます。

それ以外の、金属ダクト工事、1種金属可とう電線管工事、金属線ぴ工事/ライティングダクト工事は”露出場所と点検できる隠ぺい場所”の”乾燥した場所”で施工できます。

この施工場所と工事の種類を覚える方法を紹介したいと思います。

施工場所と工事の種類の覚えたか

概要

施工場所と工事の種類の表を丸ごと覚えることが効率的と思いますので、その方法を紹介します。

工事の種類は、つぎの3つの施工できる場所で分類できます。

  • 全ての場所
  • ”露出場所と点検できる隠ぺい場所”の”乾燥した場所”と”湿気、水気のある場所”
  • 露出場所と点検できる隠ぺい場所”の”乾燥した場所”

表の工事の種類は、すでに施工できる場所毎に分類されています。
表の工事の種類をつぎの手順に従って上から順番に覚えます。

手順

手順1

それぞれの工事の種類につい、名称から数文字を抜き出します。

抜きだす文字 工事の種類 露出場所と点検できる隠ぺい場所 点検できない隠ぺい場所
乾燥した場所 湿気、水気のある場所 乾燥した場所 湿気、水気のある場所
ケー ケーブル工事
金属管工事
ゴウ 合成樹脂管工事(CD管除く)
2種 2種金属可とう電線管工事
がいし引き工事
金属ダクト 金属ダクト工事
1種 1種金属可とう電線管工事 〇(※1)
キ/ライ 金属線ぴ工事/ライティングダクト工事 〇(※2)

手順2

手順1で抜きだした文字から文章を作ります。

表の上から順番に覚えることが大事ですが、施工のできる場所が同じ分類の工事は入れ替えても問題ありません。
抜き出した文字は”ケー”、”キ”、”ゴウ”、”2種”、”が”金属ダクト”、”1種”、”キ/ライ”です。この内、”ケー”、”キ”、”ゴウ”、”2種”はいずれも全ての場所で施工できる工事のため、順番は入れ替えても問題ありません。

抜き出した文字から次の文章をつくります。

豪勢なケーキが2種類あるが、金属ダクトに1種類を隠した。残ったケーキは嫌いな方だ。
ゴウセイナケーキ2シュルイアルキンゾクダクト1シュルイヲカクシタ。ノコッタケーキハキライナホウダ。