第二種電気工事士

第二種電気工事士 技能試験 時短テクニック

電気工事士2種 技能試験 時短テクニック

技能試験のテクニックについて、いろいろな教材や動画がありますが、自分にあったやり方を確立することが大切です。

ここでは、私の時短テクニックを紹介したいと思います。

絶縁被覆剥き

HOZANの合格ゲージをP-958に装着することで、絶縁被覆を剥ぐ長さを測る手間を削減しました。

合格ゲージを使用しない場合は、つぎの写真のようにP-958の目盛りを使用して絶縁被覆を剥ぐ長さを測ると思います。
HOZANの合格ゲージをP-958に装着することで、この作業を無くすことができます。

P-958_without_Pass gauge絶縁被覆を剥く長さを測る様子

HOZANの合格ゲージは、つぎのようにP-958に装着します。

P-958_Pass gauge_overallP-958に合格ゲージを釣り付けた様子

私は、さらに、合格ゲージの12mmの箇所に赤線を付けました。

P-958に合格ゲージを釣り付けた様子

第二種電気工事士の技能試験では、絶縁被覆を剥く長さは10mm、12mm、15mm、20mmがほとんどです。
合格ゲージの10mmと15mm、20mmの目盛りは見えやすいのですが、12mmの目盛りが見えずらく感じました。
そこで、合格ゲージの12mmの箇所に赤線をつけたところ、さらに効率よく作業ができるようになりました。

取り付ける器具毎にケーブルの剥くシースと絶縁被覆の長さを覚える

取り付ける器具毎にケーブルの剥くシースと絶縁被覆の長さを覚えました。
候補問題を2周くらい練習すれば覚えることは難しくありません。

私が覚えた器具とケーブルの剥くシースと絶縁被覆の長さを紹介します。

引っ掛けシーリング

シースは20mm剥きます。
絶縁被覆はとりあえず15mm剥きます。
そのあと、器具のゲージを確認して芯線の長さを調整します。

スイッチ

シースは10mm剥きます。
絶縁被覆の長さは、器具のゲージを確認して剥きます。
つぎの写真は10mmの場合です。

ランプレセプタクル

シースは40mm剥きます。
絶縁被覆は20mm剥きます。

シースは50mm剥、絶縁被覆は30mm剥くことを推奨している教材もあります。
しかし、シースと絶縁被覆の剥く長さはそれぞれ40mm、20mmの方が丁度良い長さのため、私はこの長さにしました。

ランプレセプタクルの配線の採寸についてはつぎの動画が参考になります。

露出型コンセント

シースは30mm剥きます。
絶縁被覆は20mm剥きます。

ランプレセプタクルと同様に輪づくりを行います。
輪づくりには芯線長さ20mmが丁度よいと思います。

端子台/配線用遮断器

シースは50mm剥きます。
絶縁被覆は10mm剥きます。

配線場所毎にケーブルの剥くシースと絶縁被覆の長さを覚える

わたり線

長さは100mmとしました。
絶縁被覆の長さは、器具のゲージを確認して剥きます。

ジョイントボックス/アウトレットボックスの配線

スイッチと同様にシースは10mm剥きます。
絶縁被覆の長さはリングスリーブの時は20mm剥きます。
挿込型コネクタの場合は12mm剥きます。

挿込型コネクタの場合も、まずは絶縁被覆の長さは20mm剥いて、挿込型コネクタに取り付けるときに芯線長さを12mmにするという手順を推奨している教材もあります。
私は、挿込型コネクタの場合は、最初から12mm剥きます。
作業になれればこちらの方が早いです。

ケーブルの採寸の長さを覚える

「ぜんぶ絵で見て覚える第2種電気工事士技能試験すい~っと合格: 入門講習DVD付 」では、先に器具に電線を付けてから、その後に寸法を測って電線を切断する作業をを推奨しています。
「2020年度第二種電気工事士技能試験 ノーカット版」では、先にそれぞれのケーブルを寸法どおりに切断しておき、後で器具に付ける作業を行っています。

私は、はじめは、先に器具に電線を付けてから、その後に寸法を測って電線を切断する作業を練習していました。
しかし、先に裁断した方がケーブルが短くなって扱いやすいことから、ケーブルを寸法どおりに切断しておき、後で器具に付ける作業に変えました。

施工寸法は、ケーブルの長さではなく、器具の中心からの距離が書かれます。
取り付ける器具によって、寸法取りのための値を覚えなくてはなりませんが、技能試験では限られたパターンでしかありません。
つぎに整理しました。

項目 ケーブルの長さ(mm)
スイッチ 100(スイッチ側)+100(ジョイントボックス側)+施工条件の長さ
ジョイントボックス間の中継ケーブル 100(ジョイントボックス側)+100(ジョイントボックス側)+施工条件の長さ
端子台 100(ジョイントボックス側)+施工条件の長さ
配線用遮断器 100(ジョイントボックス側)+施工条件の長さ
わたり線 100
露出型コンセント 30(露出型コンセント側)+100(ジョイントボックス側)+施工条件の長さ
ランプレセプタクル 50(ランプレセプタクル側)+100(ジョイントボックス側)+施工条件の長さ
引っ掛けシーリング 20(引っ掛けシーリング側)+100(ジョイントボックス側)+施工条件の長さ

取り付ける器具毎にケーブルの剥くシースと絶縁被覆の長さをと同じく、
候補問題を2周くらい練習すれば覚えることは難しくありません。

ゴミ袋をおなかの近くに配置する

技能試験ではゴミ袋が支給されます。
私は、机にゴミ袋をマスキングテープで張り付け、おなかの近くに配置しました。
ゴミ袋の近くでケーブルや絶縁被覆を剥剥けば、ゴミが机の上に散らからずに作業ができます。

Trash_bags_fixing_masking-tapeゴミ袋をマスキングテープで机の端に固定した様子

メジャーを机に固定する

マスキングテープでメジャーを固定しました。

measure_on_tableメジャーをマスキングテープで固定した様子