第二種電気工事士

第二種電気工事士 独学で必要なこと

第二種電気工事士 資格を取得するには

第二種電気工事士の資格試験を2020年に受験しました。

受験資格に制限はありませんので、誰でも受験できます。

資格を取得するには、筆記試験と技能試験に合格する必要があります。
技能試験は筆記試験に合格すると受験できます。

詳細は電気技術者試験センターのホームページの資格取得フローを確認ください。

筆記試験は全50問でマークシート式でした。30問以上正解できれば合格となります。
技能試験は、事前に電気技術者試験センターのホームページに公表された問題から1問出題されます。
制限時間40分で支給された部材を用いて施工を完成させます。
技能試験は、完成品を審査され、欠陥がなければ合格となります。
欠陥については、電気技術者試験センターのホームページに欠陥の判断基準が公表されています。

合格率についてはリンク先にまとめています。

第二種電気工事士 合格率と第一種との違いで気を付けること第二種電気工事士 合格率を整理しました。また、第一種との違いで気を付けることを紹介します。...

私が受験した時の試験のスケジュールはつぎのとおりでした。

  1. 試験申し込みの締め切り日:8月13日
  2. 筆記試験日:10月4日
  3. 筆記試験結果公表日:11月20日
  4. 技能試験日:12月12日
  5. 技能試験公表日:2021年1月21日

私は独学で第二種電気工事士の資格試験を勉強しました。
手探りで情報を集めましたが、試験が終了して振り返ってみると独学で大切なことが整理できました。
これから第二種電気工事士の資格試験にチャレンジされる方のために情報を共有したいと思います。

試験申し込み

電気技術者試験センターのホームページに試験案内と試験日程が掲載されています。
インターネットを利用して申し込みが可能です。
私は、ホームページ画面にインターネット受験申込の案内があるので、そこから申し込みを行いました。

受験票と写真票の受領と証明写真の準備

受験申込が完了すると、受験票と写真票が郵送で送られてきます。
写真票には証明写真を張り付けます。

筆記試験対策

試験申し込みの締め切り日の1ヵ月前に「ぜんぶ絵で見て覚える第2種電気工事士筆記試験すいーっと合格」をAMAZONで購入しました。
この参考書は半分は解説と過去問の半分ずつの構成になっています。
解説はフルカラーで図が多く用いられており、取り組みやすいと感じました。

7月3日に参考書を入手して解説書を一読しました。
その後、8月8日から8月16日に過去問を一巡しました。

この参考書は毎年新しいものが販売されています。
2021年では、2021年版が最新になります。


その後、「すい~っと合格赤のハンディ ぜんぶ解くべし!第2種電気工事士 筆記過去問」を購入しました。
この過去問は直近10年分収録されており、580問掲載されています。
科目ごとに問題が分類されており、科目はつぎのものがあります。

  • 写真鑑別
  • 図記号
  • 電気機器
  • 配線設計
  • 電気工事
  • 配線図
  • 検査
  • 法令
  • 理論
  • 複線図

この参考書も毎年新しいものが販売されています。
2021年では、2021年版が最新になります。


8月17日から取り組み始めて、9月9日までで理論の途中の472問まで行いました。
ここまで勉強しましたが、問題を解くだけでは覚えられないものを覚えることや、理解や整理不足の内容を勉強する必要があると感じました。
そこで、9月20日までは暗記や理解不足の箇所の勉強を行いました。

9月20日から過去問を初めから再度取り組みました。10月2日までに理論の途中の462問まで行いました。
筆記試験前日の10月3日に複線図の途中の537問まで行いました。

過去問を行うときは、ノートに自分の回答と間違った箇所を記録していました。
筆記試験前日の10月3日は、過去問の始めから2日まで行った462問のうち、
直ぐに回答できなかった問題について、解答できるかを確認しました。

過去問は580問全て行うことはできませんでした。

筆記試験の合格発表の確認

電気技術者試験センターのホームページで合格者受験番号検索サービスを行っています。
「第二種電気技術士」、「合格者受験番号検索サービス」でインターネットで検索すると、簡単にアクセスできます。

筆記試験の合格通知と技能試験の受験票の受領

筆記試験に合格していた場合は、後日に筆記試験の合格通知と技能試験の受験票が郵送されてきます。
受験票には技能試験受験番号と試験日時、試験会場が記載されています。

技能試験対策

筆記試験が終わったその日に工具と練習用の材料をAMAZONで注文しました。
 

詳しい技能試験対策を知りたい方はつぎのリンク先を確認ください。

第二種電気工事士 技能試験対策技能試験では工具が必要であり、自分で用意する必要があります。 必要な工具と練習用材料を紹介します。 また、技能試験に向けて取り組むことを紹介します。...

 

候補問題は1から13までありましたが、
候補問題1と2は3回、
候補問題3から13は2回練習しました。

1巡目

10月18日から11月8日までで、候補問題1から13まで一巡しました。
平日はなかなか時間をとれないので主に土日に練習しました。
最初は1時間以上かかってました。

10月18日 候補問題1
10月24日 候補問題2,3,4,5
10月25日 候補問題6
10月31日 候補問題7、8
11月 1日 候補問題9
11月 7日 候補問題10、11、12
11月 8日 候補問題13

 

2巡目

11月22日から12月6日までで、候補問題1から13まで2巡しました。
2巡目からは、試験本番の流れを意識しました。
候補問題を読んで、複線図を描く、施工するという一連の作業を時間を計りながら行いました。

11月22日 候補問題1、2
11月28日 候補問題3、4、5、6
11月29日 候補問題7
11月30日 候補問題8
12月 5日 候補問題9、10、11
12月 6日 候補問題12、13

 

試験日前日まで

2巡目が終わると作業になれたため、複線図どおりに時間内で施工できる自信が付きました。
複線図を見やすく短い時間で描ければ合格できると思えました。
そこで、4色の消えるボールペンを用いて、候補問題1から13の複線図を描くことを練習しました。

試験日前日

また、試験前日には、候補問題1、2を、
2巡目と同様に本番の流れを意識して行いました。

12月11日 候補問題1、2