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工具をそろえる
第二種電気工事士の技能試験ではつぎの写真のような工具を自分でそろえる必要があります。
詳細は以下で紹介します。
最低限必要な工具
電気工事士2種 技能試験に最低限必要な工具は
ホーザン(HOZAN)の「電気工事士技能試験工具セット 基本工具+P-958VVFストリッパー DK-28 特典ハンドブック付」で揃えられます。
ホーザン(HOZAN)から似たような工具セットを販売していますので、他の工具セットを購入するときはよく中身を確認しましょう。
例えば、「電気工事士技能試験工具セット P-958ストリッパー P-737圧着工具 合格シリーズ付属 DK-17」がありますが、電気工事士2種には適していないと思います。
「電気工事士技能試験工具セット P-958ストリッパー P-737圧着工具 合格シリーズ付属 DK-17」では、圧着工具(リングスリーブ用)圧着ペンチは「大」まで対応したP-77です。
電気工事士2種では圧着ペンチは「中」までで、「大」は必要ありません。
P-737とP-77を並べてみるとつぎの写真のように大きさの違いがわかると思います。
圧着工具(リングスリーブ用)圧着ペンチはP-737の方が断然扱いやすいです。
また、ペンチはP-43-175があった方がよいのですが、「電気工事士技能試験工具セット P-958ストリッパー P-737圧着工具 合格シリーズ付属 DK-17」では入っていません。
あると便利な工具
P-59-175
P-59-175は「中」サイズの圧着スリーブの端末処理など、固いものを切断するときに便利です。
P-14-150
ペンチ P-14-150があると、ランプレセプタクルや露出型コンセントに芯線をねじ止めする時に位置の微調整が行いやすいです。
合格ゲージ
HOZANの合格ゲージをP-958に装着することで、絶縁被覆を剥ぐ長さを測る手間を削減することができます。
合格クリップ
合格クリップは配線をまとめるときに便利です。
私はリングスリーブで圧着する配線をまとめるときに合格クリップを使用しました。
一方、挿込型コネクタに配線するケーブルは、合格クリップでまとめずに、すぐに挿込型コネクタに配線しました。
合格マルチツール
合格マルチツールは、リングスリーブを芯線に取り付け時に押し込む必要があるときや、ジョイントボックスにねじなし金属管やPF管を固定するときに便利です。
メジャー
試験本番で配布された材料の確認を行う際、ケーブルの長さを計るのにメジャーがあるとよいです。
マスキングテープ
メジャーを机に固定したり、ゴミ袋を机の端に固定したりするときにマスキングテープがあると便利です。
小物入れ
リングスリーブが散らばらないように小物入れがあると便利です。
私は、約6.8×5.0×1.8cmのプラスチックケースを用意しました。
練習用の材料等をそろえる
材料
私は第二種電気工事士技能試験セット モズシリーズを購入しました。
電線は2回分あれば十分だと思います。
合格配線チェッカー
第二種電気工事士技能試験の候補問題を作成したあと、合格配線チェッカーで回路が正しく組まれているか確認できます。
ハンマー
試験本番では、ジョイントボックスに自分で穴をあける必要はありません。
しかし、練習用のジョイントボックスは穴が開いていない状態のため、自分で穴をあける必要があります。
ものによっては、かなり固いため、ハンマーがあると便利だと思います。
複線図を書くとき
シャープペンシルや鉛筆で複線図を書く場合、それぞれの線のそばに色を記載します。
しかし、試験当日は限られたスペースで複線図を書くので、単色だと分かりづらいと思います。
そこで、4色ボールペンで複線図を作成するのがおすすめです。
また、ボールペンはこすると消えるフリクションが良いです。
4色ボールペンを使用したときの色分け方法と2020年度の候補問題に対して作成した複線図をつぎで紹介します。
ボールペンはパイロットのフリクションボールがおすすめです。