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効果のある勉強法を考える
大学生や社会人になるとTOEIC試験を受ける機会があります。
例えば、就職や転職するとき、履歴書にTOEIC試験のスコアを記載して英語の力を示します。
また、昇進・昇格の条件として、一定のスコアを求められることがあります。
私が初めてTOEIC試験を受けたのは大学生のときで、明確な目的があったわけではなく、興味本位で受けました。
正確なスコアは忘れましたが、リスニングがほとんど聞き取れなかったことと、トータルスコアは500点に届かなかった記憶があります。
初めてTOEIC試験を受けてから17年くらい経って、現在のトータルスコアは675点です。
英語でコミュニケーションをとれるようになりたいと考えて気が向いたときに英語に触れてきましたが、そのような学び方では英語力がなかなか向上しません。
これまで行ったことを整理して、効果のあった勉強法を明確にしたいと思います。
大学生時代から入社まで
勉強法
初めてTOEIC試験を受けた後、特にTOEIC試験に標準を合わせた勉強をしませんでした。
専攻が理系だったため、英語に触れる機会の多くは学術論文や教科書を読むときでした。
大学の受験勉強のおかげで、辞書を引きながら英文を解読することは慣れていました。
大学卒業後のTOEICスコア
私が新卒で就職した会社では、入社前にTOEIC試験がありました。
テスト結果はリスニング300点、リーディング300点で、トータルスコアは600点でした。
学術論文や教科書を読み込むことで100点以上スコアが上がりました。
一方で、リスニングはほとんど聞き取れない状態から変わりはありませんでした。
社会人1年目から10年目まで
勉強法
簡単な英語で書かれた文書を多読する方法を試しました。
次のGraded Readersを60冊くらい読みました。
- PENGUIN READERS Easystarts
難易度:Level1,Level2,Level3 - OXFORD BOOKWORMS LIBRARY
難易度:Starter,Stage1,Stage2 - Cambridge English Readers
難易度:Starter,Level1,Level2,Level3 - MACMILLAN READERS
難易度:STARTER LEVEL
その他にはCNN ENGLISH EXPRESSのCDの聞き流しを行いました。
ただ、なかなか聞き取れるようにならず、効果が感じられなかったので長期間継続することができませんでした。
仕事で英語を使う機会は国外の特許情報を調査する程度でした。
社会人10年目のTOEIC点数
リスニング295点、リーディング310点で、トータルスコアは605点でした。
10年たってスコアに変化がみられませんでした。
社会人10年目から14年目まで
勉強法
簡単な英語を音読する方法を試しました。
Z-KAIの速読英単語 入門編を30回音読しました。
社会人14年目のTOEIC点数
リスニング340点、リーディング335点のトータルスコアは675点でした。
トータルスコアが70点のびました。
音読することでリスニングの点数がのびました。
リスニング程ではありませんが、リーディングも点数がのびました。
まとめ
単語を覚えることや読解力を身に着けることを中心とした大学の受験勉強でスコア600点までは達成できます。
600点から長い間停滞しましたが、英語から完全に離れることがなかったことと、音読を勉強に取り入れることで、スコアを伸ばすことができました。
学習の効果は費やした時間に比例して成果がでることはなく、継続的に努力をしているのに結果が伸びない停滞期を過ごした後に大きな成長を繰り返す関係にあるといいます。
単語を覚える、読解力を身に着ける、英文を読む、音読することをできるだけ多くの時間を行うような習慣をつくることが英語力を向上させるのには大事です。